チップ。
先日から始めたシート・・今日はこんなカンジです。
カスタムされたハーレーダビッドソン用のワンオフ(一点モノ)です。
この場合のワタシのシゴトは・・お預かりしたFRP製のシートベースにクッション材を成形、表皮を張る・・という工程。
写真はクッション材(チップフォーム)で成形したトコロです。
・・無(板?)の状態→座席っぽいカタチ になってるでしょ?
チップ(硬質なウレタン)で大まかなカタチを決定するのです。
・・「チップ」を以前、とある大手パーツメーカーさんが広告で、「スポンジのクズを固めたモノ」・・と表現しました。
とんでもない!
大手さんは自社の、型(資本力?)で大量生産した「インジェクションフォーム」に対し、チップを「ゴミ扱い」・・
こういうの・・風評被○・・っていうのでしょーかネ?
スポンジ工場のおじさんにこの話したらがっかりしてました・・だって新品のウレタンを粉砕、密度を管理しながら圧縮して製造してるんです・・手間かけてわざわざつくってるのにね。
たしかに仕上げ材には不向きですが、大量生産が出来ないワレワレ小さなシート屋さんにとってはチップは重要な素材です・・とくに一点モノをつくるのにはとても都合良いんです。
・・チップにもいろいろ密度があって、それを間違って使うことが誤解を招くのでしょうね。
座り心地は?・・コレもじっさいパリダカ車両に使用しましたが、過酷な状況においてもご満足いただけました。
ではつづきは明日・・あっ、とうぜんこの上に仕上げ材を使用しますョ・・。
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